こういうレバーのついたオルガン見たことあるでしょ。
これはストップといって、適当に引っ張ると音が出るようになります。
時々、「音が出ない」と相談を受けるとストップが引かれてなかったりして・・
このストップが沢山あるほどかっくいい・・・高い、 高級ということ。
へもどる
こんなオルガンを直すのも私ども調律師の仕事なんです!・・・らしいです。
かの山葉寅楠(ヤマハ創始者)も最初はオルガン修理から始めたんだとか・・・
ある日、ナイスさんのゴミ捨て場にこいつが捨ててあったので、工房に引きずり込んで
分解しました。 (ヤマハNo3というオルガンです))
とにかく 「ばらす!」 これが私の先生。
めんどくさそうで、敬遠してたんですが、でもこうやってばらしてみると・・・
あっ、なんだそういうことかって、 ピアノみたいに複雑じゃないんでね。
要するに気密を保ってやりさえすれば、あとはこっちのもんだと。
減圧が原動力、エネルギー、電池。
あれほど遠ざけてたオルガンですが、一気に仲間になれたような気分です。
緊張をほどいて、いろいろ見てゆくと、実によくできています。
単純な仕組みなのに、こんなんで機能するんだ!って笑ってしまうくらい。
まずい!とは思いましたが、すでにのめり込んでいる私。
こちらはNo5という11個もストップの付いたオルガンの内部です。
ある教会さんの御依頼でオーバーホールしました。
1て
トラブルの多い楽器なので我慢せずご相談ください。
その場で、できる範囲の事は致します。
お預かりしてのオーバーホールや塗装も承ります。